Instagram（インスタ）にログインできない！乗っ取りを確認する方法と予防策について解説 | 見積も可能な脆弱性診断を行っている業者は情報発信にも力を入れております

近年、Instagramの乗っ取りに対する不安が広がっています。芸能人のInstagramアカウントが乗っ取られたという報道もあり、多くの人が「自分のアカウントは大丈夫だろうか」と不安に感じています。

 

この記事では、Instagramにログインできなくなる原因やアカウント乗っ取りの実態、予防策についても詳しく解説します。セキュリティに関する正しい知識を持つことで、乗っ取り被害を未然に防ぐことができます。
 

           

【乗っ取りを疑う前に】Instagramにログインできない原因

アカウントの乗っ取りを疑う前に、まずは、よくある「Instagramへのログインできない原因」を見てみましょう。それらに該当していないか確認してください。

 

1.アプリが最新版にアップデートできていない

アプリのバージョンが古いと正常な動作が妨げられ、ログインできない可能性があります。アプリが最新バージョンであるかどうかを確認し、最新でない場合はアップデートを行いましょう。

 

2.ネットワーク環境が悪い

接続が不安定な場合、ログインしづらくなることがあります。また、ログインできたとしても環境の速度が低いと、Instagramのリールやインスタライブなどの重いデータをスムーズに閲覧できない場合もあります。

 

3.パスワードが正しくない

ログイン時にはパスワードとIDの入力が必要です。パスワードは小文字と大文字など、1文字でも違うとログインできません。

 

入力しているパスワードが正しいかどうかを確認しましょう。パスワードを忘れた場合は、「パスワードを忘れた場合」を選択して再発行を行うことができます。
 

4.複数人で一つのアカウントを運用している

Instagramのアカウントを複数人で運用している場合、同時に異なる地域からログインすると、Instagram側が「アタックされた」とみなして、ログインを制限することがあります。

 

複数人での作業が必要な場合は、ログイン時間をずらしたり、作業が終わったらアカウントからログアウトするなどの工夫が必要です。これにより、アカウントが不正アクセスと見なされずにスムーズな運用ができます。
 

5.Instagramアプリ側のトラブル

ログインできない場合、Instagram側に問題がある可能性も考えられます。この場合は、一時的な問題であることも多いため、しばらく時間を置いて様子を見ましょう。

また、同じ症状の人がいないかをTwitterで検索するのも有効です。「Instagram ログイン出来ない」と検索し、同じ問題を抱えているユーザーが複数いれば、Instagram側に不具合が生じている可能性が高いと考えて良いでしょう。
 

Instagramの「乗っ取り」とは？

上記の原因に心当たりがないにも関わらずログインできない場合には、「乗っ取り」の可能性も考えられます。近年、このようなSNSでのアカウント乗っ取りの被害が急増しています。

 

アカウント乗っ取りとは、他人のSNSアカウントのIDやパスワードを不正に入手し、ログインしたりアカウントを操作したりすることを指します。Instagram以外にも、ツイッターやフェイスブックなどのSNSでも似たような手法で行われる「なりすまし」の被害も見られます。

 

これらの行為は、被害者のプライバシー侵害や不正利用につながる可能性があります。セキュリティ対策や強力なパスワードの使用など、個人情報の保護には細心の注意が必要です。
 

そもそも、なぜInstagramを乗っ取るの？

そもそも、なぜ他人のInstagramを乗っ取るのでしょうか。その目的には、いくつかの側面があります。
 

機密情報の盗難

Instagramアカウントを乗っ取り、ユーザー認証に必要なIDやパスワードだけでなく、非公開の機密情報（電話番号や生年月日など）を抜き取る目的が考えられます。

 

アカウントの売買

乗っ取られたアカウントはダークウェブ上で販売されることがあります。これは、アカウントの売買が行われる闇市場での悪用を意味します。

 

詐欺行為

乗っ取ったアカウントを利用して、ダイレクトメッセージを送信して詐欺商品を販売する、投資詐欺やビットコイン詐欺、ロマンス詐欺などを仕掛けることがあります。

 

身代金要求

アカウントの乗っ取り後、被害者に対して身代金を要求することも目的の一つです。金銭を要求されて支払ってしまうという被害も報告されているため、注意する必要があります。

 

嫌がらせ

Instagramアカウントを乗っ取り、他のユーザーに対して嫌がらせを行うこともあります。これには不快な写真や動画の投稿、不正な要求や脅迫の行為が含まれます。

 

これらの行為は、乗っ取られたアカウントの利用者やそのフォロワーにとって深刻な問題となり得るため、事前にしっかりセキュリティ対策をすることが重要です。
 

Instagramアカウントの乗っ取りを確認する方法

ログインの可否	勝手にパスワードが変更されて、ログインができなくなる可能性があります。
ログイン履歴の確認	「ログインアクティビティ」機能を使用してログイン履歴を確認した際、通常のログイン場所とは異なる場所でのログインが記録されていることがあります。
Instagramからの通知やメールの確認	不審なログインがあった際、Instagramから登録したメールアドレスに通知が届くことがあります。
プロフィールの変更	プロフィール写真が自分の設定した画像と変わっていることがあります。
身に覚えのない投稿や既存の投稿の削除	自分が行った覚えのない投稿があったり、投稿が全て削除されていたりすることがあります。

 

Instagramアカウントの乗っ取り予防策

Instagramアカウントが乗っ取られないようにするには、どうしたら良いのでしょうか。対策について解説していきます。

 

各サービスで同じパスワードの利用を避ける

予測しやすいパスワードを使用すると、悪意のある第三者によってサービスに不正にログインされ、アカウントが乗っ取られる危険性が高まります。また、利用しているサービスが情報漏えい事故に巻き込まれた場合、他のサイトのパスワードが漏洩する可能性があります。

 

このようなリスクに備えて、同じパスワードを複数のサービスで使用しないようにしましょう。

 

面倒でも「二段階認証」をONにする

パスワードに加えて、二段階認証を設定しましょう。二段階認証とは、携帯電話に届いたSMS（ショートメッセージ）に含まれる番号を入力するなど、二つの要素を組み合わせて認証を行うセキュリティ手法です。

 

Instagramでは、アプリ画面内の右上の三本線をタップして「設定→セキュリティ→二段階認証」から簡単に設定できます。アカウントへのログインに二段階認証を利用することで、セキュリティ上の安全性が向上し、アカウントの保護が強化されます。

 

面倒かもしれませんが、必ず設定するのがおすすめです。

 

Webサイト上でパスワードを不用意に入力しない

実在する企業やサービス、公共機関を装った「偽サイト」を用いたネット詐欺が広がっています。これらの偽サイトでは、アカウント情報（ID・パスワード）や個人情報、クレジットカード情報などが盗まれる危険性があります。

 

偽サイトは、本物そっくりに作られているケースも多く、ロゴも本物と同じものを使用しているため、一目で見分けるのが難しいです。安全性を確認するためには、セキュリティ対策ツール等を使用して、リンクの安全性を確認することも一つの対策となります。

 

→セキュリティ対策ツールを見てみる

 

まとめ

Instagramアカウントが乗っ取られると、自分の思い出や大切なアカウントが失われる可能性があります。また、乗っ取られたアカウントが周囲にも被害を及ぼす可能性があります。

 

被害を最小限に抑えるためには、乗っ取りが疑われた場合にすぐに対処することが重要です。さらに、予防策をしっかり講じれば、乗っ取り被害を回避できる可能性が高まります。

 

パスワードを他サービスで使いまわさない、簡単に推測されるようなものにしない、二段階認証を有効にするなどの対策を行うことで、乗っ取り被害を未然に防ぐことができます。

 

定期的にセキュリティを見直し、しっかりと予防策を講じましょう。