アンドロイドのスマホにセキュリティソフトはいらない?理由を解説
「アンドロイドのスマホに、セキュリティソフトはいらないと聞いたけど本当なの?」
「セキュリティソフトを入れずに、アンドロイド端末を利用しているけど大丈夫かな…」
こんな不安を持っている方もおられるでしょう。
近年、サイバー犯罪は増加しており、スマホを介した犯罪も多く報告されています。ニュースでもサイバー犯罪について頻繁に目にするので、スマホのセキュリティは大丈夫か気になりますよね。
そこで、この記事では以下の内容を解説します。
-
・アンドロイドにセキュリティソフトは必須じゃない
-
・アンドロイドにおけるセキュリティ上の脅威
-
・セキュリティソフトを入れる前にするべき対策
この記事を読むと、アンドロイドのスマホにセキュリティソフトが必須じゃない理由がわかります。
また、セキュリティソフトを入れる前にするべき対策についても解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
アンドロイドにセキュリティソフトは必須じゃない理由
アンドロイドのスマホに、セキュリティソフト(アプリ)は不要と言われています。
それは、初期状態でも高いセキュリティを備えているからです。どのようなセキュリティ対策がされているのか、解説していきます。
内部データが暗号化されているから
OSがAndoroid6.0以降のバージョンを搭載しているスマホは、内部のデータが暗号化されています。そのため、正規の方法以外で情報が読み取れなくなっているのです。
正規の方法とは通常のスマホ操作のことで、つまり自分でスマホのロックを解除して、スマホを操作する方法を指します。なので、画面ロックをかけていれば、簡単に情報を抜き取られることはありません。
Google Playプロテクトがあるから
Google Playプロテクトという機能があり、不正なアプリのチェックをしてくれます。これは、セキュリティソフトの役割の一つですが、Google Playプロテクトで代用可能です。
しかも、Google Playプロテクトは、Google Playストアから誰でも無料で利用できます。
サンドボックスの仕組みを採用
サンドボックスという仕組みを採用しており、アプリ同士が干渉できない構造になっています。
サンドボックスのおかげで、不正なアプリが他のアプリから、情報を抜き取れないようになっているのです。
アンドロイドにおけるセキュリティ上の脅威
アンドロイドは、前述したように初期状態でも高いセキュリティを備えています。それでも、脅威があるのは事実です。
なぜならスマホを使うのは人間だから。そこに悪意のある攻撃者がつけ込んでくるのです。このことを踏まえて、アンドロイドにおけるセキュリティ上の脅威を解説します。
悪質なアプリをインストールしてしまう
通常であれば、アプリはGoogle playストアからインストールします。
Google playストアからインストールしたアプリは、ウイルスのチェックや審査をしているので基本的には安全です。
しかし、Google playストア以外からもアプリをインストールすることはできます。
外部からインストールしたアプリは、どこまで信用できるかわからないので危険性が高いのです。
情報が抜き取られる原因にもなるので、よほどのことがない限りGoogle playストアからインストールしましょう。
悪質なアプリに権限を付与してしまう
Google playストアからインストールしたアプリは、チェックを受けているので比較的安全です。しかし、100%大丈夫とは言えないので、むやみにアプリに権限を与えないようにしましょう。
仮に不正なアプリだった場合、情報を抜き取られる可能性があります。先に、サンドボックスという仕組みのおかげで、アプリ同士が干渉できない構造になっていると説明しました。
ですが、ユーザーが権限を許可することで、他のアプリにアクセスできるようになってしまうのです。その結果、情報が漏れてしまう可能性があります。
例えば、バッテリー節約アプリなのに、連絡先やカメラへのアクセスを求めてくるアプリがあったとします。バッテリー節約のために、連絡先やカメラは必要ないですよね。
そういったときに、判断して権限を付与しないことが重要です。
フィッシング詐欺にあうリスク
フィッシング詐欺とは通販サイトなどに似た偽のメールを送りつけ、詐欺サイトへ誘導し個人情報を抜き取るといった脅威です。
偽メールやSMSに書いてあるURLをタップすると、詐欺サイトへ移動してしまい個人情報の入力を促されます。
入力してしまうと悪意ある攻撃者に個人情報を盗まれるのです。
身に覚えのないメールなどで送られてきたURLは、絶対タップしないようにしましょう。
アンドロイドの扱いに自信がなければソフトを入れるのもあり
アンドロイドの扱いに自信がなければ、ソフトを入れるのもありです。ただし、アンドロイドの初期状態でも、セキュリティソフトの役割を大部分カバーできています。
そして、セキュリティソフトを入れたからといって100%安全にはなりません。ソフトを入れても人間の行動までは制御できないので、前述した脅威が残る点を覚えておきましょう。
セキュリティソフトを入れる前にするべき対策
セキュリティソフトを入れるよりも、優先すべき対策があるので紹介します。
二段階認証を利用する
二段階認証は、IDやパスワードの他に電話番号などで本人確認する方法です。IDまたはパスワードを盗まれたとしても、なりすましを防げる可能性が高くなります。
二段階認証を利用できるアプリは、必ず利用しましょう。
パスワードを使いまわさない
よくパスワードを使いまわす人がいますが、それは絶対にやめましょう。パスワードを使いまわしていると、一つのサイトだけでなく他のサイトでもログインされ二次被害を受けてしまいます。
パスワードは、使いまわさないことが大前提です。定期的に変更することで、よりセキュリティを高められるでしょう。
送られてきたURLをむやみにタップしない
前述したようにフィッシング詐欺にあってしまうので、送られてきたURLは極力タップしないようにしましょう。対策としては、必ず正規のアプリからお知らせなどを見るようにしてください。
もしくはGoogle Chromeなどのブラウザから検索して、Webサイトから情報を確認するようにしましょう。
OSを常に最新のバージョンへアップデート
OSを常に最新のバージョンへアップデートしていれば、新たに見つかった攻撃にも対応できます。
逆にアップデートを怠ると、新しい手口の対策ができていない状態なので危険です。アップデートは必ず行いましょう。
あやしいアプリはインストールしない
アプリのインストールは、必ずGoogle playストアからしてください。前述したように、ウイルスチェックやアプリの審査がされているので、安全性は高いといえるでしょう。
しかし、Google playストアだからといって100%安全とはいえません。提供元やレビューをみたり、ときには検索して調べたりして、アプリをインストールするか自分で判断することが大切です。
定期的にデータのバックアップをとる
定期的にデータのバックアップをとるようにしましょう。万が一スマホを初期化しないといけない場合に役立ちます。
例えば、ウイルスに感染してしまったケースです。ウイルスを排除できないときに、最後の手段で初期化します。
ウイルスと同時にすべてのデータが消えてしまうのですが、バックアップがあればすぐに復旧できるでしょう。
公衆のフリーWi-Fiの利用は避ける
公衆Wi-Fiは誰でも利用できて便利ですが、情報を盗まれる危険性も高いのです。とくにショッピングサイトなどにログインした場合に、IDやパスワードを盗み見されるリスクがあります。
対象の公衆Wi-Fiに接続している全ての人は、特殊な方法を使えばお互いの情報を見ることが可能です。個人情報の入力は、絶対に避けましょう。
まとめ
アンドロイドにセキュリティソフトは、必須ではありません。初期状態でも高いセキュリティを備えているからです。
ソフトを入れたとしても、飛躍的にセキュリティが向上するわけではありません。ソフトの有無に関係なく、知識がなければ人的なミスにより被害にあってしまうのです。
お守り代わりにソフトを入れるのは良いですが、知識を身につけることが一番のセキュリティ対策になります。知識を身につけて安全にスマホを利用しましょう。
NEW
-
フィッシング詐欺にあったらどうする?すぐに取るべき対処法6選を解説!
2025/02/10 -
フィッシング詐欺に引っかかった時にクレジットカード情報が漏洩!対策5選を紹介。
2025/02/10 -
フィッシング詐欺を未然に防ぐ対策6選!被害に遭った際の対処法も解説。
2025/01/30